上賀茂神社のご祭神

先日、上賀茂神社の宮司さんのお話を聞く機会がありました。

上賀茂神社のご祭神は、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)といわれ、この神様は、母親の玉依比売命(たまよりひめのみこと)が川の上流から流れてきた赤い矢を枕元においてお寝みになったところ、朝になったら懐胎しており、できたお子がこの神様ということでした。

この雷神のおじいさまにあたる加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が父神探しのため全国の神様を集め、父親は名乗る出るよう呼びかけたが誰も手を挙げなかったところ、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)ご自身が天の神様が自分の父親だと宣言したとのこと。どこかイエス・キリストが、未婚のマリア様から生まれた子であり父親は天の神様とされているのと似通った話です。ちなみに母親の玉依比売命(たまよりひめのみこと)とおじいさん加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)をご祭神とするのが加茂みおや神社すなわち下賀茂神社ということです。

本当に偉い神さまの場合には父親が分からないほうが崇拝するのにふさわしいようです。父親がいて、その人がいい加減な男だったと知れるよりは父親不詳のほうが神格化しやすいと言うことでしょうか。(安保嘉博)